令和5年度「再生可能エネルギーアグリゲーション実証事業」を完了いたしました ~蓄電池マルチユース制御の効果を確認~

2024年3月29日発行

テス・エンジニアリング株式会社(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:髙崎 敏宏、以下「当社」)は、2023年6月にテラスエナジー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:稲角 秀幸)をリーダーとするコンソーシアムの再エネアグリゲーター※1として採択された経済産業省が公募する「令和5年度 再生可能エネルギーアグリゲーション実証事業」(執行団体:一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII))について、2024年3月に本実証事業を完了いたしましたのでお知らせいたします。

■本実証事業の概要

本実証事業は、令和5年度蓄電池等分散型エネルギーリソース次世代技術構築実証事業のうち再生可能エネルギーアグリゲーション実証事業における、再生可能エネルギー発電設備や蓄電池等のDER※2を束ね、集約した電気を自社で活用又は電力取引市場等を通じて小売電気事業者等に提供するアグリゲーションビジネスの展開に向けた取り組みです。
今回の実証では、蓄電池マルチユース制御及び経済効果検証等を行ったほか、当社グループをはじめコンソーシアムメンバーが所有している太陽光発電所のデータを用いた発電量予測並びにインバランス推移の結果から均し効果※3による経済性が確認でき、発電量予測の誤差におけるインバランス軽減の均し効果をより得ていくための今後の課題が明確となりました。
今後は、本実証事業にて得られた結果を活用し、蓄電池マルチユースの一環として需給調整市場や容量市場に参画し更なる知見を高めていく方針です。また、今回明確となった課題の解決に向け、発電量予測並びに均し効果について引き続き再エネアグリゲーション運用を継続し、より安定的な電力供給を実現してまいります。

(※1)再エネアグリゲーター:
複数の再生可能エネルギー発電事業者をまとめてグループ化し、グループが保有する個々の再生可能エネルギー発電所における発電量の変動を当該グループ内で均して安定化させたうえ、電力の取引を行う事業者のことであります。
(※2)DER:
「Distributed Energy Resources」の略で、需要家の受電点以下に設置されるリソースに加えて、系統に直接接続される発電設備、蓄電設備等の分散型エネルギーリソースを総称するものであります。
(※3)均し効果:
太陽光発電所を複数束ねることによって、各々の発電所における出力変動を打ち消しあい、全体的な変動が穏やかになることであります。電力送電網の安定性を高めることができます。

【ニュースリリース】
令和5年度「再生可能エネルギーアグリゲーション実証事業」を完了いたしました ~蓄電池マルチユース制御の効果を確認~(PDF)

■本件に関するお問い合わせ先

テス・エンジニアリング株式会社 電力小売チーム
https://www.tess-eng.co.jp/contact/
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そのため、お電話での対応ができない場合がございますので、ホームページよりお問い合わせください。
ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

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